プログラマーになるためには、プログラミング言語を学ぶ必要がありますが、未経験から始める場合は、何から始めて良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は未経験から始めるプログラミング学習の注意点について紹介します。
目次
自己流学習に陥らないようにする
プログラミング学習を始めたばかりの場合、自分で調べながら学習を進めることが多いと思いますが、それだけでは不十分です。
自己流学習に陥り、基礎的な部分が抜けてしまうと、後々大きな問題が生じることがあります。
プログラミング学習を始める前に、基礎的な知識を身につけることが大切です。
自己流になるデメリット
- 開発時間がかかること:自己流で学ぶ場合、自分自身でトライアンドエラーを繰り返す必要があります。そのため、本来であれば短時間で済む作業でも、時間がかかってしまうことがあります。
- 読みやすさが低くなること:自己流で学ぶ場合、他人が読みやすいコードを書くための慣習を知らない場合があります。そのため、コードの可読性が低くなることがあります。これは、自分が書いたコードを自分自身でしか理解できなくなる可能性が高くなることを意味します。
- ベストプラクティスを学べないこと:自己流で学ぶ場合、一般的なベストプラクティスを学ぶ機会が少なくなります。これは、プログラマーとしてのスキルを向上させるためには、非常に重要なことです。
- グの発生率が高くなること:自己流で学ぶ場合、コードの品質が低下し、バグの発生率が高くなる可能性があります。これは、コードの品質に影響を与え、時間や労力を無駄にする可能性があります。
以上のような理由から、プログラミングにおいては、正しい方法で学ぶことが非常に重要です。プログラミングを学ぶ際には、正しい学習方法を選び、効果的に学習を進めることが必要です。
ただ決して自己学習がダメという事ではなく、正しい学習方法をしないと間違った覚え方、実務で余計な苦労を負うことになりかねないというリスクの点も理解しておくことが必要です。
プログラミング言語の選択について
プログラミング言語には、たくさんの種類があります。どのプログラミング言語を学習するかを決める前に、自分が学びたいことや、プログラマーとしてどのような分野に進みたいかを考えることが重要です。また、人気の高いプログラミング言語を選ぶこともおすすめです。人気の高いプログラミング言語は、就職や転職の際にも有利になります。
現在、人気の言語はPython(パイソン)、JavaScript、Java、TypeScriptです。
各言語の違い
- Python: 機械学習やデータ分析、Webアプリケーションなど、幅広い用途に使用される人気の高い言語です。シンプルで読みやすい構文や、豊富なライブラリが特徴です。
- JavaScript: Web開発に必須の言語として人気があり、フロントエンド、バックエンド、モバイルアプリケーションなど様々な場面で使用されます。特に、Node.jsの登場により、サーバーサイドでの使用が増えました。
- Java: 企業システムやWebアプリケーションなど、様々なシステムで使用される汎用性の高い言語です。多くの大規模プロジェクトで採用されており、高い信頼性が求められるシステムに適しています。
- C#: Microsoftが開発した言語で、Windowsアプリケーション開発に適しています。また、Unityというゲームエンジンでのゲーム開発にも使用されます。
- TypeScript: JavaScriptの拡張機能を提供し、開発の生産性を向上させる言語です。Angular、React、Vue.jsといったフレームワークでも使用されており、Web開発において注目を集めています。
以上のように、プログラミング言語にはそれぞれ特徴があります。
人気のある言語は、需要が高く、多くのプロジェクトで採用されているため、これらの言語を習得することは、プログラマーとしてのキャリアアップにつながる可能性が高いです。
学習の目的を明確にする
プログラミング学習をする際には、自分の学習目的を明確にすることが重要です。自分が何を目指して学習をするか、どのようなスキルを身につけたいかを考え、それに合わせた学習方法を選びましょう。例えば、Web開発のフロントエンドを学習したい場合は、HTMLやCSS、JavaScriptなどを学ぶ必要があります。また、アプリ開発をしたい場合は、JavaやSwiftなどのプログラミング言語を学ぶ必要があります。
継続的な学習を心がける
プログラミング学習は継続的な学習が必要です。一度学習したことを忘れてしまったり、新しい技術が出てきたりするため、常に最新の知識を身につける必要があります。継続的な学習を心がけ、定期的に情報収集することが大切です。
実践的な学習をする
プログラミング学習は、実践的な学習が重要です。書籍や動画を見るだけでなく、実際にコードを書きながら学習することが大切です。例えば、自分でアプリを作成するなどのプロジェクトを持つことで、実践的な学習ができます。
コミュニティに参加する
プログラミング学習をする上で、コミュニティに参加することが有効です。コミュニティには、同じように学習をしている人や、プログラミングに詳しい人が集まっています。質問や相談をすることができ、新しい知識や情報を得ることができます。
目標を設定する
プログラミング学習をする上で、目標を設定することが重要です。例えば、ある期間内に特定のスキルを身につける、あるアプリを作成するなど、具体的な目標を持つことで、モチベーションを維持することができます。
以上、未経験から始めるプログラミング学習の注意点について紹介しました。プログラミング学習は、独学で進めることが多いため、自分で進める力を身につけることが大切です。しかし、周りの人の力を借りることで、より効率的に学習を進めることができます。自分に合った学習方法を見つけ、継続していく事が重要です。
次にプログラマーになるためのおすすめの学習方法について紹介します。
プログラマーになるためのおすすめの学習方法
オンラインプログラミング学習サイトを利用する
オンラインプログラミング学習サイトは、自宅で手軽にプログラミング学習をすることができるため、おすすめです。代表的なサイトには、「Udemy」「Codecademy」「Progate」などがあります。初心者向けのコースから、中級者向けのコースまで幅広く取り揃えており、自分に合ったコースを選ぶことができます。
書籍を利用する
書籍は、コンテンツがしっかりとまとまっているため、学習に向いています。初心者向けの書籍から、実践的な書籍まで幅広く取り揃えられており、自分に合った書籍を選ぶことができます。代表的な書籍には、「はじめてのプログラミング」、「独習Java」などがあります。
コミュニティに参加する
先ほども紹介したように、コミュニティに参加することが学習に有効です。オフラインの勉強会やイベントに参加することで、同じように学習している人と出会うことができます。また、オンラインのコミュニティに参加することもできます。例えば、「Qiita」「Stack Overflow」などがあります。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールに通うことで、より専門的な学習ができます。スクールによっては、カリキュラムや教材が用意されており、講師による直接指導が受けられるため、効率的に学習を進めることができます。しかし、スクールに通うためには費用がかかるため、自分の予算に合わせて選ぶことが重要です。
参考記事:おススメのプログラミングスクール4選
以上、未経験から始めるプログラミング学習の注意点とおすすめの学習方法について紹介しました。プログラミングは、やりがいのある仕事であり、今後ますます需要が高まる分野です。ぜひ、今回の記事を参考にして、プログラミング学習をスタートしてみてください。